イントロダクション
Linux Mint 16 Petra の最も重要な改善を、Linux Mint 13 にも反映しています。
とりわけ、この更新によりLinux Mint 13 Maya ユーザは次のパッケージを使うことができます :
- MDM 1.4
- Cinnamon 2.0
- MATE 1.6
- 最新の mintwelcome, mintstick, mintnanny,
mintupload, mintupdate, mintinstall, mintsystem, mintmenu とmintdesktop。
導入方法
Linux Mint 13 では以下の手順で更新が可能です :
1. “Software Sources” を開きます( その画面は “Menu -> 設定 -> Software Sources” にあります。)
2. 下図に示された“Backported packages (backports)” チェックボックスをON にしてください
3. “Menu->システム管理->アップデートマネージャ” から “アップデートマネージャ”を起動させます
4. 更新項目のレベル 1, 2, 3 全てにチェックを入れてください
5. “アップデートをインストール”をクリックしてください
アップデートのインストールが完了した後、あなたのコンピュータが再起動します
お楽しみください
FAQ
– なぜ、レポジトリの “main” コンポーネントから自動的に更新されないのでしょうか?
それはユーザーに選択させたいからです。
一部の人々は最新の機能を利用することに興味があります。(また、前述の簡単な手順に従うことで可能になります。)
他方、今の環境から変えたくない人もいます。
デフォルトで有効になっていないレポジトリ内の最新反映用コンポーネントを使うことにより、ユーザはこのコンポーネントで更新させるか更新をしないかの選択をすることができます。
すべての更新および新しいソフトウェアには、更新による副作用のリスクが存在します。
今回の更新内容はPetra で徹底的に検証され、Maya で動くことが知られています。
しかし、現在のバージョンのまま留めるのか、または新しいものに更新させるかを決めるのはユーザ自身にあります。
少し面倒ではありますが、すべてまたは一部を元のバージョンに戻すことが可能です。
– LMDE にLinux Mint 16 Petraの更新内容が反映されるのでしょうか?
はい、反映されます。LMDEはこのような更新パッケージでの提供だけでなく、2014 年の1月にリリースされる、Update Pack 8 での提供が予定されています。
更新時の留意点
Cinnamon 2.0:
- Cinnamon 2.0 では、”nautilus” または ”gnome-session-fallback” パッケージは不要になります。
これらは、削除していただいて構いません。
もし、あなたが、bluetoothまたは、wacom のタブレットのサポートが不要の場合、gnome-control-center パッケージを削除することができます。 - Cinnamon 2.0 導入時に、すべての重要なパッケージが読み出される、mint-meta-cinnamon のインストールを確認してください
- Cinnamon 2.0 は Cinnamon バックエンドに使っています。
あなたの現在の設定項目はGNOME バックエンドで適用されています。したがって、Cinnamon のデフォルト設定が失われるでしょう。
MATE 1.6:
- MATE 1.6 はgsettings を使っています。
あなたの現在のMATE 設定はmateconf に格納されています。
あなたは更新時にMATE の設定を失うことになるでしょう。
MDM 1.4:
- MDM はnumlockx のインストールを発生させます。
これにより意図したとおりにnumlock 起動できるようになるでしょう。
もし、ノートPCを使用していてパスワードが打てない場合、numlock が無効であることを確認してください。
あなたすべきことはこれだけです。
その後、あなたのやりたいことはMDM 内で設定できます。 - “ubuntu-system-adjustments” が更新さているか確認してください。
- “mint-mdm-themes”がインストールされているか確認してください。
- 特にMDMが更新した時は、更新後、あなたのコンピュータが再起動することを確認してください。