月別アーカイブ: 2012年12月

LMDE アップデートパック 6


イントロダクション

“最新の” アップデートパックであるアップデートパック 6 が本日リリースされました。Linux Mint Debian を使っていない方はこの記事を無視しても構いません。

アップデート中に問題が起きたり、 現在アップデートの最中なら、遠慮なくIRC チャット に参加してみてください (irc.spotchat.org, #linuxmint-debian)

アップグレード方法

1. 利用するミラーが最新の状態であることを確認

UP6 が適用されていないミラーを使ってパッケージをアップグレードすることは危険です。

LMDE ミラーの現状:

  • UP6:
    • http://debian.linuxmint.com/
    • http://mirror.rts-informatique.fr/linuxmint/debian/
    • http://debian.lth.se/lmde/
    • http://www.mirrorservice.org/sites/debian.linuxmint.com/debian/
    • http://lmde-mirror.gwendallebihan.net/
    • http://lmde-mirror-fr-1.wedrop.it/
    • http://tux.rainside.sk/mint/debian/
    • http://mirror.internode.on.net/pub/linuxmint-debian/
    • http://mirror.metrocast.net/linuxmint-debian/

ミラーを変更するには:

  • “mint-debian-mirrors” がインストール済みであることを確認してください。
  • 端末から以下のコマンドを実行してください:mint-choose-debian-mirror

2. APT ソースを確認

  1. アップデートマネージャーで、“アップデートパックの情報” ボタンをクリックしてください。
  2. “システムの設定” が緑色で警告やエラーが表示されていないことを確認してください。
  3. 警告やエラーが有る場合は表示されている指示に従い、警告やエラーが無くなるまで上記の手順を繰り返してください。

3. アップデートパック 6 に関する情報に目を通す

アップデートマネージャの“アップデートパックの情報” ウィンドウに表示されるアップデートパック 6 に関する全ての情報に目を通してください。いくつかの情報はあなたにとって無関係かもしませんが、読んでおけば後々時間の節約になるでしょう。

4. パッケージをアップグレード

アップグレードの準備が整い、アップデートパックに関する全ての情報を理解したら、“アップデートのインストール” ボタンを押してください。

アップグレードの最中にいくつか尋ねられる事があるかもしれません。例えば、新しいカーネルをインストールする際に Grub をインストールする場所を尋ねられます。Grub をインストールする場所は非常に重要です。Grub メニューが現在インストールされている場所を答えるようにしてください(多くのシステムでは “/dev/sda“ です)。

FAQ

アップデートパック 6 適用済みの LMDE の新しい ISO イメージは公開されますか?

以下のエディション用の LMDE アップデートパック 6 は 2013 年 1 月にリリースされる予定です:

  • Cinnamon
  • MATE

Linux Mint 14 OEM 版がリリースされました!



以下の OEM 版インストールイメージが利用可能です:

注意: OEM 版のイメージはコンピュータ販売業者や製造業者が Linux Mint をコンピュータに “プリインストール” するためのもので、OEM 版をインストールされたコンピュータは業者以外に利用されることを想定しています。新しいユーザ/顧客は自身のユーザ名、パスワード、キーボードレイアウト、ロケールを、コンピュータの初回起動時に表示される小さなセットアップスクリーンで設定できます。

Linux Mint 14 “Nadia” KDE RC 版がリリースされました!

開発チームは Linux Mint 14 KDE RC 版のリリースについて発表します。

Linux Mint 14 KDE

KDE は活気があり、革新的で、進歩的で、現代風で、フル装備のデスクトップ環境です。KDE 版は KDE 4.9 に加えて最新の Linux Mint リリースになされた全ての改善が反映されています。

新機能:

概要の全てと新機能のスクリーンショットは以下のページでご確認ください:“Linux Mint 14 KDE の新機能“.

重要な情報:

このリリースに関する重要な情報や既知の問題を把握するために“リリースノート”に必ず目を通してください。

  • 32 ビット版の ISO イメージの場合は PAE が必要
  • AMD Radeon HD2xxx-4xxx 系カード
  • 追加のドライバ
  • KPPP
  • Ubiquity はインストール後に表示
  • Virtualbox におけるマウス統合
  • Moonlight
  • mint4win
  • CD イメージ
  • GnomePPP とローカルリポジトリ

システム要件:

  • x86 プロセッサ (Linux Mint 64-bit には 64 ビットプロセッサが必要です。Linux Mint 32-bit は 32 ビットと 64 ビットプロセッサの両方で動きます)。
  • 512 メガバイトのメモリ (快適に使用するには 1 ギガバイトを推奨)。
  • 5 ギガバイトの空きディスク容量
  • 800×600 の解像度を表示できるグラフィックカード
  • CD/DVD ドライブ又は USB ポート

バグ報告:

どんな些細なバグでも報告をお願いします。バグを報告するにはこのブログにコメントしてください。

ダウンロード::

Md5 チェックサム:

  • 32-bit: d26e6b4e01d89b80649e0466d0b4693d
  • 64-bit: bc547494b47db56037ae65239815b221

トレント:

32-bit DVD ISO イメージの HTTP ミラー:

64-bit DVD ISO イメージの HTTP ミラー:

お楽しみください!

開発チームはあなたからのご意見をお待ちしています。Linux Mint のご利用ありがとうございます、リリース候補版のテストをお楽しみください!

Linux Mint 14 “Nadia” Xfce RC 版がリリースされました!

開発チームは Linux Mint 14 Xfce RC 版のリリースについて発表します。

Linux Mint 14 Xfce

Xfce は高速でシステムリソースを大きく消費しないことを目標にしている軽量のデスクトップ環境です。それにもかかわらず、Xfce は見た目の魅力とユーザの利便性を失っていません。Xfce 版は Xfce 4.10 に加えて最新の Linux Mint リリースになされた全ての改善が反映されています。

新機能:

概要の全てと新機能のスクリーンショットは以下のページでご確認ください: “Linux Mint 14 Xfce の新機能“.

重要な情報:

このリリースに関する重要な情報や既知の問題を把握するために“リリースノート”に必ず目を通してください。

  • 32 ビット版の ISO イメージの場合は PAE が必要
  • AMD Radeon HD2xxx-4xxx 系カード
  • 追加のドライバ
  • Thunar の “ここに展開” メニュー
  • Virtualbox におけるマウス統合
  • Moonlight
  • mint4win
  • CD イメージ
  • GnomePPP とローカルリポジトリ

システム要件:

  • x86 プロセッサ (Linux Mint 64-bit には 64 ビットプロセッサが必要です。Linux Mint 32-bit は 32 ビットと 64 ビットプロセッサの両方で動きます)。
  • 384 メガバイトのメモリ (快適に使用するには 1 ギガバイトを推奨)。
  • 5 ギガバイトの空きディスク容量
  • 800×600 の解像度を表示できるグラフィックカード
  • CD/DVD ドライブ又は USB ポート

バグ報告:

どんな些細なバグでも報告をお願いします。バグを報告するにはこのブログにコメントしてください。

ダウンロード::

Md5 チェックサム:

  • 32-bit: 271b5426ac484d896424360113f15c04
  • 64-bit: 30fb958f5f4ad188082926618ed30aed

トレント:

32-bit DVD ISO イメージの HTTP ミラー:

64-bit DVD ISO イメージの HTTP ミラー:

お楽しみください!

開発チームはあなたからのご意見をお待ちしています。Linux Mint のご利用ありがとうございます、リリース候補版のテストをお楽しみください!

Nadia “14.1″ ISO イメージの再設計

Linux Mint 14 “Nadia” の ISO イメージがアップデートされ、“14.1″ になりました。ウェブサイトや告知に含まれるすべてのリンクは新しい ISO への
リンクにアップデートされました。

すでに Linux Mint 14 を使っている場合には、再インストールの 必要はありません

新しい ISO イメージでは以下の問題に対する修正が行われました:

CPU 使用率が高く、Intel 製 GPU のマシンで性能が低くなる

これは Plymouth と Xorg の競合が原因で、特に Intel 製のビデオカードで問題が起きます。“intel” 製ドライバではなく Xorg が“modesetting” または “fbdev” ドライバをランダムに利用していたことで、GPU ではなく CPU
が LLVMPIPE ソフトウェアレンダリングでデスクトップを描画していました。

この問題は MDM 1.0.8 で修正されました。Maya バックポートと Nadia ではMDM が 1.0.8 にアップデートされ、新しい ISO ではこれがデフォルトでインストールされています。

DNS で名前解決ができない、仮想マシン内からインターネットが利用できない

Linux Mint は現在 DNS 名前解決の代替手段として OpenDNS を利用するようになりました。DNS サーバへの接続に失敗した場合、OpenDNS を利用して名前解決が行われます。これにより仮想マシン内からインターネットに簡単に接続できるようになります。

インストーラが grub-efi のインストールに失敗する

このバグは修正され、インストーラは現在 EFI のシステムに grub-efi パッケージを正しくインストールできるようになりました。しかし、セキュアブートの無効化は必須で、システムの EFI の実装によっては EFI ブートファイル(EFI/BOOT/grubx64.efi) の場所の指定が必要になる場合があります。

Linux Mint 13 で Nadia バックポートが利用可能に

イントロダクション

Nadia に対してなされた最も重要な改善は Maya にバックポートされます。

とりわけ、バックポートを使うことで Linux Mint 13 LTS ユーザは以下のパッケージを利用することが可能になります:

  • MDM 1.0.7
  • Cinnamon 1.6.7 (Nemo 1.1.2 と Muffin 1.1.2 を含む)
  • MATE 1.4

利用方法

Linux Mint 13 でバックポートを利用するには、以下の手順に従ってください:

1. “メニュー -> 設定 -> ソフトウェアソース” から“ソフトウェアソース”ツールを開いてください。

2. 以下の図に示すとおり、バックポートパッケージ (backport) にチェックを入れてください。

3. 以下の図に示すとおり、バックポートパッケージ (backport) にチェックを入れてください。

4.レベル 1 とレベル 2 のアップデートを全て選択してください。

5.”アップデートのインストール” をクリックしてください。

アップデートのインストールが終了したら、コンピュータを再起動してください。

Enjoy ;)

よくある質問

– バックポートへの移行がリポジトリの “main” セクションを通じて自動的に行われないのはなぜですか?

バックポートとはユーザに向けた選択肢の一種だからです。最新機能を使うことに興味がある人もいれば (上に挙げた方法で簡単に最新機能を使うことが可能です)、うまく動いている物に変更を加えたくない人もいます。リポジトリの(初期状態では無効化されている) バックポートセクションを使うことでユーザは新しいパッケージにアップグレードするか、古いパッケージを使い続けるか選ぶことができます。

アップグレードや新しいバージョンのソフトウェアと同様、バックポートに移行することでシステムに不具合が生じる危険性があります。アップグレードされるパッケージは Nadia で徹底的にテストされ、Maya からのアップグレードに成功することが確認されていますが、現在のバージョンを使い続けるか、新しいバージョンにアップグレードするかは完全にあなた次第です。Linux Mint13 では両方のセクション (main と backport) が利用可能であり、手順は少し長くなりますが全ての又は一部のパッケージを元のバージョンにダウングレードすることも可能であることに注意してください。

– バックポートは LMDE でも提供されますか?

提供されます。LMDE 用のバックポートは数日中に提供される予定です。Linux Mint 13 とは異なり、LMDE におけるアップグレードは自動的に行われます。なぜなら、LMDE には特定のバージョンがなく、常に更新を続けるセミローリングディストリビューションだからです。