Linux Mint 14 RC 64 ビット版における 32 ビットサポート

問題の説明

Linux Mint 14 RC 64 ビット版には、Skype、Google Earth 等の 32 ビットアプリケーションをインストールできません。

問題の原因

64 ビット環境に 32 ビットアプリケーションをインストールする機能は一般に“Multiarch” と呼ばれています。

Debian の提供する dpkg のアップストリームが変更されたことで、Ubuntu のMultiarch の設定が使い物にならなくなりました。Ubuntu においてこの設定は変更され、dpkg から Ubiquity に移動されました。

Linux Mint はデフォルトでは Ubiquity の古いバージョンを使用しているため、品質評価期間中にこの問題を見つけられませんでした。Linux Mint 14 RC の2 つの 64 ビット版はこの問題の影響を受けます。

回避方法

Multiarch を有効化するには、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行してください:

  • sudo dpkg --add-architecture i386
  • apt update

解決策

Linux Mint 14 の安定版リリースでは手作業で修正される予定です。

つまり、Linux Mint 14 の 64 ビット RC 版を利用中なら、上に挙げた回避方法を適用してください。安定版を待つつもりなら、この問題を気にする必要はありません。

更新情報 (2012.11.04)

Linux Mint 14 RC 版のバグは Linux Mint 特有のものであるという事実がわかるように問題の原因の説明を修正しました。初期状態の Ubuntu 12.10 64 ビット版は 32 ビットを正しくサポートしています。Linux Mint チームはUbiquity になされた Multiarch 関連の変更を見落としました。この問題を誤ったバグ報告と関連付け、混乱引き起こしたことに対して Ubuntu 開発者に謝罪します。

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